不動産投資で失敗しないために事例を学ぶ
不動産投資を始めるにあたって、成功事例を学ぶという人は多いでしょう。成功事例を知ることで、前向きな気持ちになれたり、モチベーションが上がったりします。逆に、失敗事例を見るとテンションが下がってしまうので、なるべく見たり聞いたりしたくないという気持ちはわかります。しかし、むしろ学ぶべきなのは失敗事例のほうであると言えます。あらかじめ失敗事例を学んでおくことで、同じ失敗をすることを回避することができるからです。
管理会社の選択で失敗をしたという事例は多いです。サブリース契約を営業マンから勧められるがままに契約をしてしまい、後悔をしたというケースなどがあげられます。サブリース契約は30年間家賃が保証されるものですが、実はカラクリがあります。30年間家賃が保証されるものの、2年~5年ごとの契約更新のたびに家賃が見直されます。家賃を引き下げられたとしても、多くのオーナーはそれに応じるしかありません。それまで放置していた物件をいきなり管理しろと言われてもそれは難しいからです。
逆に、サブリース契約を結んでおけばよかったと後悔をするケースもあるようです。自分で管理をしていると、入居者が変わるたびにクリーニングやリフォームをしなければなりません。さらに、新しい入居者がすぐに見つかるとは限らず、2ヶ月~3ヶ月程度のブランクが空いてしまうことも多いです。
物件選びで失敗をしてしまうというケースは多いです。ワンルームに比べてファミリータイプのマンションは価格が2倍、3倍となりますが、家賃は価格に応じて上がるわけではありません。新築ファミリーマンションは利回りが低くなる傾向があるので、初心者が手を出す場合には要注意です。
サラリーマンがよくやってしまう失敗として、不動産投資ローンを組んでいるために住宅ローンを借りられなくなったというものです。不動産投資ローンを組んでいても住宅ローンを組むことは可能ですが、不動産経営で赤字を出している場合にはそれは難しくなります。将来住宅ローンを組みたいという人は慎重に考えるべきです。
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