株式で資産運用するなら基本をしっかり押さえておく

株式で資産運用をするのであれば、株というものがどういったものなのかをしっかりと理解しておく必要があります。ただ単に株価が上がったり下がったりすることで利益や損が出るだけでなく、株を所持しているということは、その会社に対して権利を持っているということを理解しておくとよいでしょう。

まず基本中の基本ですが、株式というのはなにかというと、会社が資金を集めるために発行している株券のことを言います。この株券を購入することで会社は銀行などから余計な借金をすることなく会社を経営し行くことができます。一方で株券を購入した人は会社に出資をしているという立場になるので株主と呼ばれるようになり、株の割合などにもよりますが、会社に対して権利を主張することができるようになります。

まずもしも会社が倒産してしまったりした場合には、出資額によって資産をもらうことができるという権利があります。会社が倒産してしまったケースでは、財産も残っていないことも多いですが、損害をできるだけ補填してもらうことができます。

次に配当請求権があります。配当請求権は株式で資産運用をしていくうえで一番大切なポイントになるのですが、会社が利益を得た場合には株券の割合によってその利益を配当してもらえる権利になります。

会社が利益を上げていると、株券そのものの価値も高くなっていきますから、高くなった株券を売買することでも利益を得ることができます。また業績がいい会社の株券を持っているのであれば、そのまま維持していくと配当をもらうことができたり、さらに価値が上がる可能性があるなど、株券をどうすれば一番利益を得ることができるのか見極める必要があるでしょう。

最後に株券を持っていると、その会社に対して経営に参加することができます。一般的には株主総会などで議案に対して賛否を表明するなど、会社がさらに利益を上げるためにはどうしたらいいのかを考えることに参加することができるのです。