FXのスワップポイントで資産運用
資産運用の手段にはさまざまなバラエティがみられますが、最近話題のFXは、プロのトレーダーだけではなく、サラリーマンや主婦などの層にも人気があります。これは、他の資産運用の手段とは違って、レバレッジを活用することが可能なため、少ない自己資金でも大きな利益を得られる可能性があることや、取引ができる為替市場がいつでも開いていて、すき間の時間を使って資産運用ができることなどが、理由としては大きいといえます。
FXによるメインの利益獲得方法としては、日本円や特定の外貨を組み合わせた通貨ペアを売買して、その差益を得ることが挙げられます。換言すれば、価格が安いときを狙って外貨を買い入れ、値上がりを見計らって売り払うことによって、その差額を利益として手に入れることになります。しかし、このような方法では、常に為替相場の値動きを気にしていなければならず、特に会社の仕事で忙しいサラリーマンの場合には、集中してトレードをすることができなくなってしまう可能性があります。
そこで考えたいのが、FXのスワップポイントによって資産運用を図る方法です。FXの場合には、通貨ペアを組んでいる外貨の金利にかならず差が生じるため、その金利差を調整するための金額が営業日ごとに付与され、口座に入金される仕組みになっています。これがスワップポイントですが、特にオーストラリアドル、南アフリカランド、トルコリラなどの、資源国や新興国の外貨が通貨ペアのなかに含まれていると、その国の金利水準が他に比べて高いため、スワップポイントとして口座に入金される金額も大きくなります。入金される金額が十分に大きければ、あえて建玉の売買をしなくても、建玉を放置するだけで、スワップポイントによる資産運用が可能です。
これは、口座に預けていた期間によって利息が付与される外貨預金に似ていますが、違いも当然あります。外貨預金では日本円と外貨との交換の手間や手数料が発生しますが、FXではそれがないほか、外貨預金の利息よりも、スワップポイントのほうがはるかに高額で、資金運用の名にふさわしいものです。
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