FXで資産運用するときのポジションの取り方

FXで利益を出すうえで重要なのが、いつポジションを形成し、いつ決済をするかです。その時々によって、「売り」なのか「買い」なのかは異なりますが、タイミングを間違えてしまうと十分な利益を確保できなかったり、損失を拡大させてしまうことがあります。

投資の世界では「頭としっぽはくれてやれ」という格言があります。これは最も良い値段で売買することは不可能なので、ある程度は諦めることが肝心という意味です。どんなプロでも100%相場を読むことはできません。資産運用で大切なのは最もよいタイミングをつかむのではなく、全体の流れを把握し、その流れに乗っていくことです。

相場の流れを読むうえで役に立つのがテクニカル分析です。テクニカル分析では売られすぎ、買われすぎを見極めるのに利用できるオシレーター系、上昇・下落の強さを測るトレンド系があります。そのときの相場に合わせたテクニカル分析をすることで売買のタイミングをつかむと良いでしょう。FXで資産運用する場合は運だけでもある程度の利益を出すことはできます。しかし運だけで長い間取引を続けることはできません。相場の世界で勝ち続けるためには研究を繰り返し、運任せな取引から根拠のある取引をしていくことが大切です。

ポジションの量を管理することも大切です。負けてしまって原資を失うと、次の取引に移すことができなくなってしまうからです。資金が尽きてしまわないようにリスクをコントロールし、仮にその取引が失敗しても取り返すことができるように管理することが大切です。どんなプロでも損失を出すことがあります。しかし失敗する人との違いは、豊富な資金力と資産を管理する能力です。資産のすべてをリスクに曝すようなことは避けるようにしましょう。大きな利益を出したあとほど失敗する危険性が高くなります。それは原資が増えた分、いつもより多いポジションを形成してしまうことがあるからです。ポジションを増やす場合はより慎重になることが重要です。