株式以上の資産運用は存在するのでしょうか?
これまでかなりの期間にわたって資産運用を続けていましたが、リスク・リターンのバランスと言う点においては株式以上の金融商品は存在しないように思います。
株式投資は企業に投資をするものですが、インフラを担っている企業など、倒産のリスクを殆ど考えなくてよい銘柄があります。投資しているお金がゼロにならないことは非常に重要なことで、不動産投資なども、現物資産であることから価値がゼロになることが無いと宣伝しています。しかし天災などで建物が崩壊したり、その場所に住めなくなるような事情が発生するとその価値は限りなくゼロに近づきます。
そう考えた上で、どちらのリスクの方が高いかを考えると非常に微妙なところです。一定レベル以上の規模の会社であれば、政府による支援を受けられることもありますし…。もし資産価値がゼロになるリスクが同程度と考えるなら、流動性、売りやすさや買いやすさの面で株式に軍配が上がります。
次に、リターンについて考えてみましょう。株式には配当があり、利回りが高い企業では年利3~4%にもなります。再投資がしやすいことも株式投資の特徴で、複利で運用していくことが容易に行えます。配当を完全に再投資するなら、72の法則が適用されますので、年利4%であれば18年で倍になります。相場が上昇するか下降するかは誰にもわかりません。もしかすると一部の機関投資家は知っているのかも知れませんが、私たち一般庶民にはその情報が出てくることはありません。ただし配当は相場の上昇や下降とあまり関係がなく、運の要素に頼らずに利益を出し続けることができます。
もちろん短期的な利益ではFXなどの方が大きい利益を狙えますが、まして為替の動きなどは予想できるわけがありません。つまり運の要素に頼るしかないと考えられるのです。資産運用は多くの金融商品に分散させることは不可欠ですが、何が一番安定して儲かるかと考えると、やはり株が一番でしょう。
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