資産運用に株式を利用する際にかかる費用

これから資産運用として株式投資を始めようと考えている方が、事前に知っておくべき事の1つに費用があります。株式投資を利用して利益を出しても、費用が多くかかっては資産運用の効率は良くなりません。そこで、投資にかかる費用を把握して対策をしておく事が重要です。

まず、手数料を考える必要があります。証券会社を介して株式を売買すると、必ず手数料がかかります。会社によって手数料の設定額は様々ですが、基本的に取引額が多いほど多額の費用がかかる仕組みです。例えば、1日の間に取引した額によって、定額の手数料がかかるタイプがあります。10万円までの取引は100円、20万円までは200円といったように決まっているので計算しやすいでしょう。取引額は購入した時と売却した時と両方で計算されるので、3万円の銘柄を売買すると6万円の取引額になります。

次に、税金の問題も考えておきましょう。株式投資で資産運用をする際は、証券会社に税金の計算から納入まで一任する事ができます。証券会社に任せない場合は、自分で資料を取り寄せて税金を計算した上で確定申告を行わなければいけません。既に確定申告を自分で行っているという方は、特別難しい部分はないので問題無く手続きできるでしょう。証券会社に税金の処理を一任する場合は、特定口座と源泉徴収を選択して口座開設すれば大丈夫です。

これら以外にかかる費用としては、投資環境の整備があります。絶対に用意すべき物ではありませんが、有ると無いとではオンライン取引のやりやすさが違います。最低限、トレーディングツールを快適に動かせる環境は用意しておく方が良いでしょう。導入しているソフトによってはトレーディングツールと相性の悪い場合があるので、気を付けなければいけません。口座を開設した後は、事前に取引のシミュレーションをしておき、実際のトレーディングが正常にできる状態まで準備しておけばスムーズな初取引ができます。