FXでスキャルピングをするメリットデメリット
FXトレーダーの中には、スキャルピングによって収益を増やしたい方って多いのではないでしょうか。スキャルピングとは超短期売買を繰り返し、最終的に収支をプラスにするといったトレードスタイルです。
一見するとたくさんトレード機会があり、すぐに儲けられそう、または簡単そうといったスタイルのように感じられます。確かにある所まで極めると、一番強力な売買方法です。売買機会が多いので、ひたすら利益を積み増しする事が可能で、一気に資金を増やす事も可能です。
スキャルピングならファンダメンタルズを意識せずトレードできます。各国の中央銀行の政策に左右される事なく、トレードできるため、経済情報を収集する必要がありません。その分、プライスアクションの勉強に時間を割くことになります。トレンドを意識する事なく、トレード出来る事もメリットです。ポジションを持ち越す事がなく、その日に決済出来る事から週またぎによるリスクを回避できます。
メリットが多い一方、デメリットも少なからずあります。スキャルピングはタイムスパンが短く、ノイズに左右されやすいです。ちょっと値動きにブレが生じると損切りです。そこで損切りしないと、損失が膨らむ事になります。
反射神経が必要で、テンポよく利確と損切りを繰り返せる人ではないと対応できないトレードスタイルです。初心者さんが取り組むと、最初はポジポジ病になりやすいです。経験や知識、自分なりの勝てるポイントが無いため、こういった状況に陥りやすいです。
スキャルピングは、極めるのに一番時間がかかるトレードスタイルです。短い時間の中で優位性を抜け目なく見つける必要があり、この能力は簡単には獲得出来ません。デイトレやスイングは、まだゆっくり売買出来る分、取り組みやすいです。
FXのトレードスタイルの中でスキャルピングを選択した方は、メリットデメリットをよく理解した上で取り組みましょう。スキャルピングの場合、最初、損切りが増える傾向にあります。こういった場合、海外の書籍や基本知識を身につけ、その上でデモトレードから始めると低コストで経験を積む事が出来ます。知識や経験が蓄積される前に資金を溶かさないコツとして覚えておいてください。
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