不動産投資の資産運用で使う敷地チェック
不動産投資で資産運用をするとき、賃貸に出す物件選びは重要なポイントです。
チェックポイントとしては、まずは敷地の状況をチェックします。
最近では防災意識が高まっているので、安全性に関して意識が高い人が増えてます。浸水を防ぐためには、道路との高低差をチェックして、敷地が道路よりも低い場所は避けるようにします。近所の人や管理会社に過去の大雨による浸水被害などをヒアリングしたり、国土交通省のハザードマップで被害が出そうなエリアを調べておくといいでしょう。
次に前面道路のチェックです。
道路は私道(所有者あり)か公道(市町村・県・国が所有)か、建築基準法上の道路か建築基準法上の道路ではないか、というのを確認します。
建築基準法上の道路に敷地が2m以上接しているかどうかが重要です。アスファルトの道なら大丈夫というわけではないので注意しましょう。この条件を満たしていないと、住宅の建築ができないことになっているため、一般的な不動産としての価値が下がってしまいます。
私道の場合はそれとは異なる問題が発生する可能性があります。私道に大型車を置いての工事や、私道を掘削して配管工事を行う場合は、所有者の許可(承諾書へのハンコ)が必要になることがあります。ハンコをもらえない場合や、そのためのお金を請求されることもあるので、気をつけましょう。絶対というわけではありませんが、できるだけ公道に接している道の方がいいです。
最後に境界と境界物のチェックです。
特に中古一戸建て物件の場合、お隣との境界明示がはっきりしているかどうか確認が必要です。不明確ならはっきり明示してもらえるように不動産仲介会社から売主に伝えてもらうようにします。
隣から草木が伸びていたり、電線がまたいで配線されていないかどうかも確認します。
不動産投資で資産運用を行う場合、建物だけではなく敷地の状況も資産価値を左右するポイントになるので、必ず確認しておきましょう。
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